2009年04月24日

OracleによるSun買収でさらに消えた多様性

OracleがSun買収を発表しました。製品ラインの重複があまりないため、Sunにとって
はIBMに買収されるよりは「まし」というのが大方の見方のようです。Sunの日本法人
社員に聞いたところ「ポジティブにとらえている社員が多い」とのことでした。IBM
による買収話が出ていたことで、存続が難しいという覚悟は出来ていた様子です。

しかし、Sunがなくなるのはさみしいという思いは消えません。Sunはある意味でIT業
界のかっこ良さの象徴のような存在でしたので。加えて、IT業界の多様性がまた失わ
れたことが気になります。Oracleが買収した企業は思いつくだけでPeopleSoftおよび
PeopleSoftが買収していたJDEdwards、Hyperion、Siebel Systems、BEA Systems、
コンテンツマネジメントシステムのStellent、PLMのAgileなどなど。どの企業も個性
的な製品を持っていました。

今の状況は、昭和の古き良き商店街が、経営効率に優れたスーパーマーケットに敗れ
消えていった記憶を思い起こさせます。八百屋のおばちゃん、駄菓子屋のおじいさん
やそこに集まる子どもたち、商店街の名物お兄さんや看板娘など、少なくとも東京で
はほとんど失われました。IT業界もその道を歩んでいるようです。

盛り上がる動きが欲しいところです。やはりクラウドコンピューティングなどには期
待が集まります。IT企業だけでなく、自動車やアパレルなどさまざまな企業がクラウ
ドの仕組みを使って、ユニークなウェブビジネスを次々と繰り出す――。例えば、そ
うなると夢のある新しい世界が開けるかもしれません。

参考記事:
e-Day:悪くないOracleによるSun買収
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/c6/1A/r7/x/enterprise/articles/0904/21/news020.html

脱「ソフトウェア大手」:OracleによるSun買収――アナリストに聞く
http://magredirect.itmedia.co.jp/r/c6/1A/r7/x/enterprise/articles/0904/21/news045.html
posted by ダンケルク at 09:05| Comment(0) | TrackBack(0) | コンピュータ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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