2009年12月09日

武田、5年ぶり国内新薬 − 抗がん剤など3種、来年度に集中投入

 武田薬品工業は2010年度に3種類の医療用医薬品を国内で発売する。糖尿病薬と抗がん剤、不眠症治療薬で、同社では5年ぶりの国内向け新薬となる。自社開発品と米国の製薬大手からの導入品、買収企業の新薬候補の3種類をそれぞれ10年度中に集中的に投入し、主力薬の特許が今後数年間で切れることに伴う売り上げ減少の影響を抑える狙いだ。

 長谷川閑史社長が8日、日本経済新聞記者と会い来年度の新薬投入方針を明らかにした。すべて厚生労働省に製造販売承認を申請中で、承認を取得した後に発売する。
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2009年11月20日

血液検査でがん検出=遺伝子の状態変化解析−来年の実用化目指す・金沢大

 金沢大の研究グループは、19日、血液検査で消化器がんを検出する新たな方法を開発したらしい。血液中のがん細胞由来の物質「腫瘍(しゅよう)マーカー」を調べる現在の検査と比べ発見率が高く、PET(陽電子断層撮影)などの画像診断よりも手軽に検査できるメリットがあるという。
 同グループは、体内にがん細胞があると血液に異常が起きることに着眼。消化器がんの患者と健康な人の血液遺伝子を比較し、異なった状態に変化している約1000個の遺伝子を突き止めた。
 検査では、2.5ccの血液を薬品処理し、特殊なチップに垂らして、各遺伝子の状態を調べる。消化器がんの患者40人を含む53人に検査を行ったところ、約90%の確率でがんの有無を判別できた。発見が特に難しいとされるすい臓がんも、高確率で判別できたという。
 腫瘍マーカーでは早期がんが見つかりにくく、発見率は2〜5割程度と低い。また、画像診断は発見率は高いものの、検査費用が高く大掛かりな設備が必要な上、目視で診断するため医師の技量によって精度がばらつきがちだった。
 同大の金子周一医学類長は、「少量の採血で簡単に検査できるので、早期発見・治療に役立つ。1万円以下で検査できるようにして、日本のがん検診受診率向上に貢献したい」としている。
 同大は特許を出願しており、石川県野々市町の医薬品製造業者とライセンス契約を締結。今後、より多くの患者サンプルを収集するとともに、肺がんなど消化器以外のがんへの応用を検討する。来年12月には自費診療として実用化したいとしている。
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2009年11月19日

武田薬品 大腸がん用、抗体医薬品を国内販売

 製薬大手が買収した欧米企業の技術を生かし、がん治療に使う抗体医薬品を相次ぎ発売する。武田薬品工業は米国の製薬大手から導入した大腸がん治療薬を2010年春にも日本で売り出す。エーザイは米ベンチャー製の卵巣がん薬の販売許可を12年度に米欧で申請する方針だ。欧米の製薬大手に比べ遅れている抗体医薬品で巻き返しを狙う。
 武田薬品の大腸がん治療薬は米アムジェンの日本法人を08年に買収した際にライセンス導入した新薬候補。厚生労働省に製造販売承認を申請中で10年4月の承認取得を見込む。年間売り上げ目標は検討中だが100億円程度とみられる。このほか、がん抗体薬2種類の臨床試験(治験)も国内で実施中。対象となるがんの具体的な種類は治験データを基に決め、早期の製品化を目指す。
ラベル:抗体医薬品
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RSAの暗号強度

このところ暗号の2010年問題が騒がれてるが、最近、気になる論文を見つけた。
それは、日本銀行金融研究所で公表されている「2009-J-24:暗号ユーザーが暗号アルゴリズムの安全性評価結果をどう活用するか」という論文である。
http://www.imes.boj.or.jp/japanese/jdps/2009/yoyaku/09-J-24.html

この論文の補論「MD5とRSAにおける安全性評価結果の分析」の(2)「RSAの事例」(28頁)に以下の記述がある。

「法サイズが1024ビットの場合は共通鍵暗号の鍵サイズの約70ビット前後であると推定される。
逆に、共通鍵暗号の鍵サイズで100ビット相当の安全性を確保するには、法サイズとして約2048ビットは確保しなければならない。」

これを素直に解釈すると、素因数分解に用いられる「一般数体ふるい法」を用いた場合、RSA1024ビットの暗号強度は、鍵サイズが70ビット程度の共通鍵暗号の鍵を全数探索で解読するのと同程度、またRSA2048ビットの場合は鍵サイズが100ビット程度の共通鍵暗号鍵を全数探索で解読するのと同程度ということになる。

RSA暗号の強度ってそんなものなんでしょうか?

どなたか、有識者の方、是非ご教示ください。
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2009年10月11日

事業再生ADRとは

・2007年に施行された新しい法律に基づく再生手法のこと。
・ADRとは裁判外紛争解決手続き(Alternative Dispute Resolution) の略称である。
・裁判所を通す、法的倒産、訴訟、紛争解決などは行わず、あくまでも、当事者間の話し合いによって、紛争を解決する手続きの総称。
・では、裁判所ではないとすると、仲裁役は誰がなるのか!?
 → 法相と経済産業相の認定を得た機関が行う。
・認定を得ている機関は多くなく、ほとんどは第一号の認定を得た、
「事業再生実務家協会」に依頼されている。

 事業再生実務家協会のサイト
 http://www.turnaround.jp/
ラベル:事業再生ADR
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2009年10月02日

放射線治療 新装置、照射面積8倍 岐阜大、国内で初の導入

岐阜大学は医学部付属病院に12月、がんの新型放射線治療装置「ノバリスTX」を導入する。従来機種と比べ照射面積が8倍に広がる上、病変部を3D(3次元)画像として取り込んでより正確な位置決めができるのが特長。患者の負担軽減につながるとみている。同装置の導入は全国で初めてという。
<日経産業新聞 10面>
ラベル:放射線治療
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2009年10月01日

バイオ研究用画像解析装置 GEヘルスケアが販売、富士フイルムと提携推進

GEヘルスケア・ジャパンはバイオ研究用の画像解析事業で、富士フイルムが製造・販売してきた装置5機種を1日からGEヘルスケアが販売する。装置とともに使う試薬事業が強い同社が装置も併せて販売・サービスできる体制とする。同時に富士フイルム製の装置を利用する顧客への保守管理サービスもGEヘルスケアが引き継ぎ、両社の提携を本格化させる。
<日経産業新聞 16面>
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2009年09月29日

富士フイルムと国立がんセンター東病院、大腸がん患部を高精度撮影

 富士フイルムは国立がんセンター東病院(千葉県柏市)と共同で、高精度で大腸がんの患部を3次元撮影する技術を開発した。内視鏡で取り出した患部の内部を、近赤外線を使って細胞レベルの高精細画像に映し出して調べられる。患部の一部を切断する従来手法に比べて見落としが防げ、病気の進行状況が詳細に分かる。内視鏡検査用の診断・撮影装置として開発を進め、2013年の実用化をめざす。

 厚さ数ミリにわたり患部の内部を撮影する。画像のきめ細かさは約20マイクロ(マイクロは100万分の1)と1個の細胞が映し出せる水準で、画像を見てがん細胞の有無やがん細胞の増殖の様子を確認する。
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2009年09月28日

がん、幹細胞狙い再発防ぐ

 「がん幹細胞」と呼ぶ細胞の研究で成果が相次いでいる。国立がんセンターと協和発酵キリンは白血病のがん幹細胞の構造を解明し、マウスの実験ではこの細胞を特殊な化合物で死滅させることに成功した。東京医科歯科大学も胃がんのがん幹細胞を見つけた。がん幹細胞はがんを引き起こす元凶と考えられ、研究成果はいずれもがんの根治薬の開発につながりそうだ。
 国立がんセンター研究所の北林部長らが発見し構造を解明したのは急性骨髄性白血病のがん幹細胞。急性骨髄性白血病は治療しても再発する場合がある。
 研究チームはこのがん幹細胞を白血病のマウスから取り除き、がん細胞も死滅させることに成功した。がん幹細胞を標的とした治療で一定の効果が確認できたのは初めてという。
 このがん幹細胞は表面に「M-CSFR」というたんぱく質がある。正常なマウスでも、このたんぱく質ができた細胞が体内で増えたマウスはすべて白血病になった。
 研究チームは協和発酵キリンが開発したM-CSFRの働きを防げる化合物を白血病のマウスに注射した。がん幹細胞が死滅した結果、がん細胞もなくなった。治療に使われている抗がん剤を与えたマウスに比べ生存期間は3倍に延びた。
 国立がんセンターの北林部長は「がん幹細胞をたたくことで再発を防ぎ根治につながる」とみている。今後、化合物を改良して治療薬の実現を目指す。
 東京医科歯科大学の深町講師らは、胃がんにもがん幹細胞がることを確認した。患者から採取した腫瘍の一部を免疫機能のほとんどないマウスに移植。マウスにできた腫瘍を取り出し分析した。構造の解明を急ぐ。
 横浜市立大学の谷口教授らは大腸がんのがん幹細胞と考えられる細胞の特徴の研究で成果を上げた。すでに分かっている細胞の目印(たんぱく質)のほかに、正常な腸の上皮細胞の表面にあるたんぱく質も多いことを突き止めた。研究チームは「正常な幹細胞からがん幹細胞が生まれる」とみており、新しい治療法につなげるため、がん幹細胞の働きを抑える方法の検討を始めた。
 成果はいずれも10月1日から横浜市で始まる日本癌学会学術総会で発表する。
2009年9月28日 日本経済新聞
ラベル:幹細胞 がん治療
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2009年09月02日

がんに挑む放射線治療---医療チームの意思疎通をITが支える

日本人の死因の第一位は1981年以来現在、悪性新生物(がん)である。その治療方法の一つが、放射線治療だ。放射線によって、がん細胞の働きを殺し、成長と分裂を阻止する。放射線治療では、医師や看護師のほか放射線治療技師らがチームを組んで患者と向き合っていく。緻密な治療計画管理やチームメンバー間の情報共有を支える仕組みとして、ITの利用が進んでいる。

 放射線治療は、病巣を切除する方法と異なり、組織を残せるため、乳がんや膀胱がんなどでは抗がん剤と組み合わせる温存療法として選ばれている。治療においては、放射線を照射する回数や部位を正確に管理しなければならない。放射線は、継続的に照射することで効果を発揮するからだ。しかし、同じ部位に照射し続けると、副作用が現れることもある。例えば肺がんの治療で、脊椎に悪影響が出るなどだ。

 一般に放射線治療は、(1)治療方針の決定、(2)治療準備、(3)治療、(4)フォローアップ、といった流れで進む。医師が事前の検査などで医療方針を決定し、患者に治療方針を説明し、同意を得る。その後、放射線治療の計画・照射スケジュールを作成したり、正確に病巣に照射するための固定具を作成したりする。治療では複数回の照射の合間に診察し、経過を観察する。治療完了後は、再発がないかをフォローアップする。

■患者の容体などで計画は常に変わる
 しかし、照射計画が緻密なだけに、それを守るのは難しい。例えば、外来患者の場合、「急に都合が悪くなって病院に行けない」ことがあるし、入院患者の場合には「体調が悪くなって治療を受けられない」といったことが起こる。こうしたことが起こるたびに、照射計画は見直さなければならない。変更した計画は、治療にあたる医師や、看護師、実際に放射線を照射する放射線治療技師らで構成するチームの全員が把握しておく必要がある。

 情報伝達・共有の徹底は、放射線治療においては、重要な業務の一つである。元々、診察や治療方針の決定は医師、放射線の照射は専門技師と、その業務が分かれているほか、婦人科や泌尿器科といった各診療科の診察室と放射線治療室は物理的に離れた場所にあるのが一般的である。「固定具を作成しました」「照射を明日に延期します」「予定通りに治療を始めます」といったやり取りは、治療期間中に何度も発生する。にもかかわらず、情報共有手段としては今も、手書きのメモが利用されている。メモの回覧が滞ると、情報が正しく伝わらないというリスクを抱えているわけだ。

■チームのコミュニケーション支援が重要に
 もちろん、放射線治療のための情報システムは構築されている。各診療科の医師が作成した電子カルテを基に、放射線治療の専門医らが、どのように治療を進めていくかの計画を立てたり、治療計画の進捗を管理したりするための仕組みである。このシステム上で、「何日間でどれだけ照射する」といった初期計画がどこまで進んでいるのか、照射を中止により最新の治療スケジュールがどう変更されたのか、などを医療チームの全メンバーが把握する。

 ただ、多くの放射線治療向けの情報システムは、上記のような進捗管理機能が中心である。1990年台前半から放射線治療向けシステムを開発・販売しているAJS(東京都墨田区)によれば、「今後は、医師や技師、看護師らが患者情報を共有するための、コミュニケーション機能が不可欠になるだろう」(関口信一医療システム部担当部長)という。AJSは、旭化成の情報システム子会社として発足し、現在はITホールディングスグループ傘下にある。

 AJSが、放射線治療向けシステム「Dr.View/RTiS」に搭載したコミュニケーション機能では、診療チームの書き込んだコメントを、時系列に沿って一覧表示できるようになった。例えば、7月15日に放射線を照射予定の患者がいる場合、技師が「準備完了」と書き込めば、医師と看護師はそれを画面上で確認できる。

■治療計画決定の経緯を蓄積
 情報のやり取りは口答でも可能だ。だが、院内の業務の合間に伝えたい相手を探して忘れずに伝えるのは簡単ではない。メモを使っても、上述したようなリスクが残る。これを、システム上でのやり取りに変えることで、伝え忘れや実施忘れが減らせることになる。加えて、どんなやり取りをしたかがシステム上に残るため、後から「どういうやり取りの結果、どんな決定をしたのか」が確認できる。

 繁忙な医師やチームメンバーが利用しやすいよう、UI(ユーザーインタフェース)にも工夫した。患者の顔写真を取り込んで画面上部に配置することで、取り違えを防いだり、画面左側にある治療フローにおいて完了したステップには「●」を表示することで、患者の治療計画の進行度合いを直感的に把握できるようにしたり、である。

 放射線治療自体が、ITの進歩による装置の高度化によって成り立っている。しかし、患者と直接に接する治療チームのメンバーのコミュニケーションを支え、治療現場の安全・信頼を高めているのもまたITである。
ラベル:がん治療
posted by ダンケルク at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | がん治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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