財務相の諮問機関・財政制度等審議会が6月19日に⿇⽣財務相に提出した意⾒書(令和時代の財政の在り方に関する建議)から、原案にあった「将来世代の年⾦の給付⽔準が想定より低くなる」などの部分が削除されていた。
既に6月6⽇には国の財政運営に関する意⾒書の原案が委員に⽰されおり、そこには「将来世代の年⾦給付⽔準が想定より低くなることが⾒込まれる」、また「⾃助努⼒を促していく観点も重要」と明記されていた。
しかし⿇⽣財務相に提出された最終意⾒書からは、これらの⽂⾔が削除されていた。財務省は削除した理由として、「削除したというより、審議の途中経過の話。今後の審議にも影響するので、財務省として途中経過を明らかにすることはできない」とコメントしている。
この背景として6月11日に⿇⽣財務相が⽼後2000万円必要とした⾦融審議会ワーキンググループの報告書受け取りを拒否しており、そのことが影響して審議会が意味のない忖度をした模様。
こんなことをしていては戦前の日本と同じで、本当のことを国民に隠し続け、後戻りできないところまで財政悪化して国を潰してしまう。審議会のメンバーは政府の独饅頭を食らった「でくの坊」ということか、まったく情けない限りである。